音はコード表の通り。
表記はCm7やF△7、G9(♭9,♭13)のように様々。
それぞれの文字を図に照らし合わせると構成音がわかる。
テンションコードに関しては、上にある必要はない。
(むしろ隣り合わせでぶつける場合が多い)
Cをルートとした場合のみを表記していて度数関係の把握に便利。
本サイトのコードの機能ごとに当てる色分けは以下の通り
Tonic・Dominant・SubDominant・TonicMinor・SubDominnatMinor・DominantMinor・OnChords・Others・裏コード
調に対して当てている色分けは以下の通り
主調・属調・下属調・同主調・平行調・五度圏裏・同主調の平行調・平行調の同主調
ノンダイアトニックコードはダイアトニックコード以外を指す。
基本的には以下のいずれかが多い。
・ダイアトニックコードの構成音の一部を省略・変化させたもの
(例:V9(11)→IV/V)
・他のキーで同一のコードに対して使われている機能を利用したもの
(例:ドッペルドミナント)
・I・IIm・IV・VImのどれかでスタート!
・V7に行ったらIかVIm!
・適宜ノンダイアトニックコードに置き換え!
それぞれ置き換え可能なコード ※必ずではないので各自調べるか聞いて下さい🙇
T:I△7 IIIm7 VIm7(VI ♯IVø)
SD:IV△7 IIm7(II7 ♯IVø)
D:V7 VIIø(IV/V IIm7/V ♭II7 ♭IIblk)
SDM:IVm7(IIø ♭VI△7)
各調のIIm7|V7|I△7と進行する動きをツーファイブやセカンダリードミナントと言う。
特にジャズに用いられる進行でよくV7が裏コード(♭II7)に置き換えられる。
理論的にはIIm7|V7|I△7の動きにそれぞれRootが完全五度上の動きが入る動きになる。
(ざっくりIV→V→IやII7→V7→IのようにS→D→Tなど似た動きになっていればツーファイブの亜種として扱われる場合があります)
コードをRootを5thのみで演奏したもの。
メジャーかマイナーか決定づける3rdのがないため、調性感が崩れやすい。
鳴らしていない場合でもメジャーかマイナーかはっきりさせた上で用いる事が重要。
ドミナントの音を主音としたキーにおけるドミナントをドッペルドミナントと言う。(英語でダブルドミナント)
要はドミナントのドミナント。
II7→V7という動きになる
最低音を固定して上の声部を動かすもの。
IやVを最低音にする場合が多く、トニックペダルやドミナントペダルと呼ばれる。
解決先に対して半音上(♭II)の音をもとにしたコードを裏コードと言いV7の代用ができる
V7→I△7を♭II7→I△7の用に置き換え可能
五度圏で反対側(裏)の調のドミナントである事から裏コードと言われる。
どちらも共通したトライトーン(調のIVとVIIの音)を持っているため利用可能という考え方。
解決先のコードの半音上の7thのコードと覚えられる。
VImではなくVIに終止するもの
IV△7|V7|VIのようにマイナーではなく同主長調に解決する
VIsus4を挟む場合も多く見られる
II9 omit Rootという解釈が可能な為ドッペルドミナントの代用として利用できる。
またはVIm7から派生したVIm7/♯IVと解釈してトニックとも利用できる。
解決先としても次の進行へ繋げることも可能で便利なためよく利用される
簡単に言えば、、、
・D9からルート音を省略したもの(ドミナントに進行可)
→サブドミナントとして使える!!
・FM7の構成音からFをF♯にしたもの
→サブドミナントとして使える!!
・Am7の構成音からGをF♯にしたもの
→トニックとして使える!
V7にテンションを乗せてomitするとこのコードになる。
トライトーンが省略されているためポップな印象となる。
IIm7/V:V9(11)omit5
IV/V:V9(11)omit3,5
♭VI|♭VII|Iという進行
呼び方は様々でアニソン進行やスーパーマリオブラザーズの1-1のBGMに使われている事からマリオ進行とも呼ばれる。
V7(♯9)の事。Jimi Hendrixがよく使ったことで知られるコード。
緊急地震速報の音はこれの第2転回形(5thを最低音にしたもの)を半音でパラレルとして進行している。
よくあるパターンは以下の3つ。
・サビ前のアクセント
・半音でパラレルコードとして進行
・単にテンションコードとして使っている
様々な解釈があり、解釈によって表記が変化するためよく考える必要がある。※augは同じものに対して3通りの表記ができる事が理由として大きい
様々な略記が存在するが、本サイトでは"blk"と表記する。
ドミナントコードからomitしたもの:Ⅴ9(♯11)omit3,5
V7の上に裏コード(♭Ⅱ7)が乗っている:G B D F A D♭ F A♭ B → G A D♭ E♯ → Gblk(Aaug/G)※KeyCの場合
IV/Vの派生:IVaug/V
主な利用方法
♯IVblk → IV△7(Ⅳ△7に対する裏コードをもとにしている)
♭IIblk → I△7(裏コード的な用法)
1つのコードだけでずっと続くもの。
FunkやIndian Popなどでよく見られる手法。
サビまでコード一発モノにしてタメを作るなどの使い方が可能。
リフが作りやすいというメリットもある。
コードが細かく動いているものを大まかに見て一つのコードとして捉えて一発モノと解釈する場合も多い。
最低音を半音で繋げるためにディミニッシュを間に挟む手法。
IV|Vという動きを
IV|♯IVdim|Vのようにして使える。
dimやøの特徴としてそれぞれm7や△7に似ているという特徴を利用している。
C♯dim→Cm7のRootを半音上げたもの
C♯ø→C△7のRootを半音上げたもの
このように解釈する事が可能。
I△7⇔IIm7⇔IIIm7⇔IV△7⇔V7⇔VIm7⇔VIIø⇔I△7
とお互いに隣り合わせたダイアトニックコードに進行可能。
コードのTonicやDominantのような機能は無視できる。
同一のコード同士に進行可能である
?△7→?△7、?m7→?m7など
自由な動きが可能で調性を意図的に崩す事が可能。
よくある使用方法として丸サ進行の中で使われる
IV△7|III7|VIm7|I7
VIIø|III7|VIm7|♭VIm7|Vm7|I7
(例①)I△7|V7/VII|VIm|I/V|IV|I/III|IIm7|V7|I△7
(例②)I|Iaug|I6|I7|I△7
最低音や最高音が順次進行しているもの。(=ドシラソやドレミファと動くもの)
「クリシェ」は常套句という意味。
この進行を用いた曲としてパッヘルベルのカノンが有名なため、カノン進行とも呼ばれる。
IV△7|V7|IIIm7|VIm7(4536)
J-POPに良く用いられユーロビートなどダンスミュージックとの相性が良い。
IV△7|III7|VIm7|I7(4361)
(IV△7|III7|VIm7|♭VIm7|Vm7|I7)
Just the two of usに代表されるオシャレ系コード進行の代表。
VIm7|IV△7|V7|I△7(6451)
小室哲哉がよく用いたコード進行でTK Backingと共によく使われる。
IV△7|I△7|V7|VIm7(4156)
I△7|V7|VIm7|IV△7(1564)
5度下行の動きを繰り返す進行。
Autumn Leaves(枯葉)で使われている事が有名。
IIm7|V7|I△7|IV△7|VIIø|III7|VIm7
ブルースでよく用いられるコード進行。
ブルース形式と呼ばれるものがあり、そこで12小節のパターンが決まっている。
I7|I7|I7|I7
IV7|IV7|I7|I7
V7|(V7 or IV7)|I7|I7
I|VIIø|III7|VIm7|II7|Vm7|I7
チャーリー・パーカーのコンファメーションに使用された進行でジャズやアニソンによく用いられる。
※厳密には派生したものが多い
基本的には下の図の通り。
Cをルートとした時のコード構成音を表示しています。
そもそも次のコードに対するドミナントである事を前提として考える必要がある。
例えば解決先のコードがCM7かCm7の場合、CM7はメジャースケール、Cm7はマイナースケールをもとにしている。
それぞれメジャースケール、マイナースケールの構成音をもとに、解決先を踏まえたテンションを乗せる事が重要となる。
次のコードがメジャーの場合
→ナチュラルテンション(♮9、♮11、♮13)を載せられる
次のコードがマイナーの場合
→オルタードテンション(♭9、♯9、♯11、♭13)が載せられる
テンションを乗せるためには乗せられるだけの根拠が必要。
そこで重要になるのがアベイラブルノートスケールとなる。
スケール構成音をもとにテンションが載せられる。
つまりスケールにない音はテンションに乗せることができない。
各コードのアベイラブルノートスケールを把握する事が重要となる。
各コードに対して利用できるスケールがある
※正確にはスケールをもとにコードが作られている
ダイアトニックコードの場合は下記の通り
① I△7(イオニアンスケール、リディアンスケール)
② IIm7(ドリアンスケール)
③ IIIm7(フリジアンスケール)
④ IV△7(リディアンスケール)
⑤ V7(別の項目で)
⑥ VIm7(エオリアンスケール)
⑦ VIIø(ロクリアンスケール)
スケール上の音であっても調性を崩してしまう場合や、濁ってしまう場合があるため使用できるテンションにも制限がある。
ダイアトニックコードで利用可能なテンションは右の図の通り。
以下のスケールに基づいたテンションを乗せる事が可能。(主要なものを抜粋。)
※AltredとWholeToneはVをomitする必要あり。
(わからないような状態でテンションを乗せようとするな!!と意見をもらいました。確かに()※でも解説はちゃんとします)
基本的には解決先を踏まえたテンションを乗せる。
解決先がマイナーコードであれば解決先のマイナーキーの音を乗せるなど。
(例)G7→Cmの時にCmキーの構成音をテンションに含める
・よくあるテンションの乗せ方
♭9 or ♯9+♭13
9+♭13(=aug9)
♭9+♯11